戒名の位号の話―珍しい上座という位号

戒名の位号の上座とは―静岡県に特有
静岡県では、
上座・尼上座 じょうざ・にじょうざ
という位号があります。
上座は男性に、尼上座は女性用です。
これは静岡県特有の位号で他の地方の寺院ではまず見られないものです。
僧侶から見ると、出家につける法階に見えます。
実際、
上座 は曹洞宗では出家したばかりの僧侶につけます。上座のままでは住職とはなれません。
また浄土宗では、もっと高い法階として上座を用います。
それを静岡では、在家の方の戒名として用いているのです。
戒名の位号とは、位号の種類
戒名は通常6文字からなります。
道号2文字+教義の戒名2文字+位号です。
「賢室妙恵大姉」(実際の戒名ではございません サンプルとして作成しました)
という戒名でしたら、大姉(女性用)が位号です。
位号には、
大居士・清大姉 だいこじ・せいだいし
居士・大姉 こじ・だいし
禅定門・禅定尼 ぜんじょうもん・ぜんじょうに
信士・信女 しんじ・しんにょ
などがあります。
上で書きましたように、静岡県には、以上の他に
上座・尼上座 があるのです。
静岡県で、一般の方の戒名の位号として上座・尼上座を付ける場合は、居士・大姉より下位で信士・信女より上位に位置づけられているようです。
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