胃ろうをして後悔した―延命治療を考える時
延命治療には具体的に何があるかご存じですか?
延命治療ということが言われますが、では何が延命治療なのか、延命治療にはどういう種類があるのかということを知らない人が多いように思います。
一度誰かを看取ることを経験すると分かるのですが、ここではそういう経験のない方々のために、記事を書いています。
延命治療とは、医師が治る見込みがないと判断した高齢者に対し、胃ろうなどの人工の経管栄養や人工呼吸器などで寿命を延ばすこととされています。
口や鼻からの経管栄養も胃ろうも立派な延命治療です
経管栄養法にはいくつかの方法があります。
経鼻栄養法:鼻から挿入されたチューブを使う
経口栄養法:口から挿入されたチューブを使う
胃瘻による経管栄養法:胃瘻を通じて栄養剤を投与する
があります。
人工呼吸器が延命治療だということは誰でも知っていますが、
上記のような経管栄養法(中心静脈栄養・中心静脈カテーテル)や胃ろうも延命治療になることはあまり知られていません。
延命治療について事前に当人と話し合いをしていない家族がほとんど
そして、事前にそのことについて当人(親)と話し合っていないので、突然その機会が訪れて、短時間でそれを決定しなくてはならなくなってしまい、あとでそれを後悔することが多いようです。
「できることは何でもしてあげてください」 は 愛 ではない
高齢者の医療・ケアや延命医療に詳しい東京大学大学院の会田薫子特任教授は、「日本社会では自分の親に『できることはなんでもしてあげてください』と答えるのがあたかも愛情を持つ家族のようにとらえられているが、これは本当の愛情なのか」と指摘しています。
『週刊東洋経済』によれば、
「私は母の胃ろうを拒否するつもりだったが、いざ容体が悪化すると、できるかぎりの治療をしてしまい、つらい思いをさせた」(50代 女性 愛知県)
「積極的な延命治療はしないと話し合ってきたのに、後から思えば母に不要な点滴を続けて水ぶくれのようにして苦しませてしまった」(60代 女性 香川県)
「父の末期段階で、医療職の私は『回復しないなら処置なしがベター』と頭では理解していたが、兄弟の思いや地域性を考えて、経管栄養を選択した」(40代 男性 群馬県)
というように家族があとで親にかえって苦しい思いをさせたことを後悔しています。
以上のように、胃ろうや経管栄養法を選択したことがかえって親を苦しませることになり、その選択が誤りだったと言っている人がたくさんいます。
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